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出版記念
『はじめまして、ルート・ブリュック』展

2018年12月21日(金)-2019年1月26日(土)
日曜・月曜日定休/年末年始 12月28日(金)-1月7日(月)はお正月休みです。

【トークイベント】
日本でのルート・ブリュックの書籍『はじめまして、ルート・ブリュック』製作のバックストーリーを映像ともに語ります。
※両日とも内容詳細は当ページ最下段をご覧ください。

■1月12日(土)17:00−18:30(※準備のため15:45−16:30は一旦閉めます。)
前田景(写真家・アートディレクター)× 編集者ユニット kukkameri(内山さつき、新谷麻佐子)【終了しました】

■1月19日(土)17:00−18:30(※)
草刈大介(ブルーシープ)× 若井浩子(ブックスアンドモダン)【終了しました】

■参加費 1,500円(税込)ドリンク付き
■参加ご予約はShop Page にて。お問い合わせは info@booksandmodern.comまで。

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『はじめまして、ルート・ブリュック』2018年12月10日発売

『はじめまして、ルート・ブリュック』(ブルーシープ刊)の出版を記念し、アートディレクター・写真家の前田景がフィンランドで撮り下ろしたブリュックの作品やラップランドの風景写真を展示します。

Rut Bryk(ルート・ブリュック 1916-1999)は、フィンランドを代表するセラミックアーティストのひとりです。
19世紀末、フィンランドの“ナショナルロマンティシズム”が最高潮を迎えロシアからの独立を果たす一年前、オーストリア人の父とフィンランド人の母の間にスウェーデンで生まれ、フィンランドで育ち、ヘルシンキ芸術工芸大学で建築とグラフィックを専攻。“北欧機能主義”のデザインが欧米を中心に広く認知評価された1930年代、アラビア窯(ヘルシンキ)でキャリアをスタートさせました。

第二次大戦前後にはフィンランドのアーティストの多くがそうであったように自然主義に近いメッセージを発信し、1950~60年代にはローゼンタール(西ドイツ)などでもプロダクトデザインを手掛けました。
アーティストとしての成熟とともに、抽象的、幾何学的表現に寄ったアートピース製作へと活躍の場を広げ、70年~80年代にかけては建築と協調する大型作品を数多く手掛け、90年代に引退するまで、人生を通してデザイン、アートの境なく表現者として創作に向かった作家です。

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ヘルシンキ市庁舎内にある大型レリーフ作品「City of the sun」Ⓒ前田景

また、彼女は芸術家としてだけではなく、タピオ・ヴィルカラ(フィンランド代表するデザイナー/アーティスト)の妻として、二人の子どもの母として生きた女性でした。
ルート・ブリュックの作品からは、20世紀のフィンランドの歴史──貧しさ、困難、再生、繁栄が読み取れると同時に、淡々と、しなやかに、時に受け身に、たゆまず倦まず創作に取り組んできた姿が浮かんできます。

本展では、ブリュックのセラミック作品も4点特別展示。来年春に東京ステーションギャラリーで開幕する「ルート・ブリュック展」より一足先に、本物のブリュックと出会ってください。(W.H.)

【販売】

■書籍『はじめまして、ルート・ブリュック』2,000円(税別)

フィンランドのアーティスト、ルート・ブリュック(1916-1999)の世界を9つの言葉と写真で紹介。
【contents】
「蝶」皆川明
「母と子」マーリア・ヴィルカラ
「響きあうもの」酒井駒子
「模様」鹿児島睦
「色」志村ふくみ、志村洋子
「時」葛西薫
「空間」成相肇
「ルートとタピオ」前田景、今村玲子

■ルート・ブリュック関連製品(ハガキ、ポスター、文具等)

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フィンランド北部のラップランド地方はルート・ブリュックが愛した場所。この地には家族ともに休暇をすごした別荘も。Ⓒ前田景

【1月12日(土)17:00−18:30 トークイベント】
写真家・アートディレクター前田景 × 編集者ユニット kukkameri(内山さつき、新谷麻佐子)

『はじめまして、ルート・ブリュック』の写真とアートディレクションを担当した前田景さんと、本の編集に携わった編集者ユニット kukkameri(クッカメリ:フィンランドをこよなく愛する内山さつきと新谷麻佐子)の対談です。
2018年初夏、前田さんがフィンランド、ラップランドの取材で出会ったさまざまな人や出来事、ルート・ブリュックの作品世界と、その世界を形づくった風物について、映像とともに語ります。
旅、アート、デザイン&カフェ好きのフィンランド通編集者、kukkameriがインタビュアーとしての本領を発揮! 前田さんからさまざまなエピソード、本の製作バックストーリーを引き出してくれることでしょう。
(内容は変更される場合がございます)。

■前田景 MAEDA Kei
アートディレクター、フォトグラファー。1980年東京都出身。広告代理店を経て、2015年より祖父であり風景写真家である前田真三のつくった(株)丹溪に入社。
広告、書籍、ウェブなどのデザインを手がけながら、フォトグラファーとしての活動も開始。
2017年には初の個展「WHITE ROOM」を東京のgallery fèveをはじめ、全国4ヶ所で開催。また、妻である料理家たかはしよしこのフードアトリエ「S/S/A/W」のクリエイティブ・ディレクターも務める。

■kukkameri(クッカメリ)
内山さつきと新谷麻佐子の編集ユニット。最新刊は『とっておきのフィンランド』(ダイヤモンド社)。おもにフィンランドや旅をテーマに取材、雑誌や書籍で発表している。

【1月19日(土)17:00−18:30 トークイベント】
草刈大介(ブルーシープ)× 若井浩子(ブックスアンドモダン)

1年のうち三分の一、いや半分近くを旅の空の下で過ごしている “旅する展覧会プロデューサー” 草刈大介(ブルーシープ)が、『はじめまして、ルート・ブリュック』の製作経緯と、2019年4月27日から東京ステーションギャラリーで始まる「ルート・ブリュック展」開催実現までのバックストーリーを語ります!
出版や展覧会実現の立役者であっても、普段は多くを語らない男……そんな草刈大介から、やはりルート・ブリュックを深く愛する若井浩子が、知恵を絞っていろいろ聞き出し、乗せつつ、語らせるもくろみです。
(内容は変更される場合がございます)。

■草刈大介 KUSAKARI Daisuke
ブルーシープ代表。プロデューサー、編集者、ミュージアムビジネス・コンサルタント。2015年ブルーシープ設立。「スヌーピーミュージアム」のプロデュース、「岡崎京子展」「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」などを担当。

■若井浩子 WAKAI Hiroko
Books and Modernオーナー。編集者、ライブラリー・キュレーター。建築・デザイン誌、ライフスタイル誌の編集者として出版社に勤務後、2014年よりBooks and Modernを運営。

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