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【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
なぜアートが心に響くのか?
ただ楽しむためだけの鑑賞が、私たちを遠くまで連れて行ってくれる理由
私たちは音楽を聴いて気分が高揚し、絵画や小説の中に引き込まれ、映画のエンドロールを見ながら余韻に浸る。人は心温まる幸福感にあふれた作品に感動する一方で……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
あふるる
いつまでも曇ることのない幸福なイメージ
写真集のページを繰ると疲れた頭が休まり、作家の目に映った世界にすっと引き込まれることがある。そして、ふと個人的な思い出がリアルに立ち上る……。それは、……
【毎日、本とアート】
マーガレット・ハウエル
アーコールの椅子との出会い【hinism vol.0 interview, Autumn 2003】
☁ ロンドンの南20マイル。サリー州にあるその家は、決して贅沢なつくりではないが花木の茂る広々とした庭があり、居間の大きな窓には、庭の緑を通り抜けた穏……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
「はるかな星」に見るラテン魂
全作読んで納得し、謎を深め、呆然としたいボラーニョの世界
■上空、どこからともなくエンジン音が響いてくる…… 首を巡らせると彼方に飛行機。まだ2㎝ほどの大きさににしか見えないが、どうやらこちらに向かってくるよ……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
ホッパー絵画付き短編集と、油彩画集など
こ、これは……! 未知の作家と出会う喜び
「文学の評価はその国の経済力によるところが大きい。20世紀の米文学がいい例だ。経済抜きで評価するなら、米文学なんぞラテン文学の足下にも及ばない」──こ……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
エレガントな女性特集7冊、と1冊
それぞれの人生、日常、旅、好き嫌い……
生きていればいろいろなことがあるものだ、と思ってはいたけれど、自分が生きている間に世界的なパンデミックが発生するなんて……、そうお思いの方、多いのでは……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
秋の夜長、毎晩少しずつ読み進める楽しみと……
1940−50年のフランスに見るヨーロッパの挫折、そして私たちの希望
■『パリ左岸』 まだ暑気の残る9月、白水社の営業の方が『パリ左岸』という本を持って見えた。「もうすぐ刊行なのです」と。 手渡された「営業原本」をパラパ……
いそがない京都──
二条城を臨む16室のコンテンポラリースタイルホテル
HOTEL CANATA KYOTO ラウンジ ブックキュレーション
今春、京都、二条城正門真向かいに誕生したHOTEL CANATA KYOTO。 建築、インテリア、設備、演出のすべてに「いそがない京都」というテーマが……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
世界はパーソナルに、軽やかに動いている
本を棚に並べている時、つくづく、文学ってグローバルになってきたなぁ、と思う。
今でも、大学では学部は英文学とか英米文学とか、仏文、独文、国文とかに学科が分かれているのだろうけれど、日独バイリンガルで執筆している多和田葉子を、「日……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
読書もアクション
普通の人は、都市の変化をどのように受け止めたのか?
2020年にはオリンピックが来るらしい。 競技と関係のある地域や、すったもんだのあった豊洲の工事は急ピッチで進むそうだ。 併せて都市のバリアフリー化も……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
恋愛小説のことなど
「永遠に変わらぬ思い」の輝き
そんなにたくさん読んでいるわけではないけれど、感動的な恋愛小説(映画も)に出合うことはまれで、私の納得のいくエンディングが用意されていることも、ほぼ、……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
さようなら、すべてのエドワード叔父さんたち
戦争は、何が原因で、どんな風に始まり、どうすれば終わらせられるのか?
ほとんどの人が望まないことでも、それが起きた方がトクをする人がいて、その人たちが、それを起こせる権力者たちと結託(利益を分け合う約束)すれば、それは起……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
美の周辺に漂うユーモアを味わう2冊
COWBOY KATE & OTHER STORIESを巡って
河内タカ氏(美術評論・便利堂海外事業部)トークイベントは9月22日(金)開催。 美しいものは、気持ちを引き立たせてくれる。 写真でも、彫刻でも、風……
Web Shop【毎日、本とアート】
カンボジアの染織
2003年福岡市美術館開催「カンボジアの染織」図録
アンコールワットで有名なシエムリアップ郊外にある「伝統の森」。 その森は、地面から繋がったアーツ&クラフツを体現した森です。 桑の木を植樹して養蚕を始……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
魂は旅をするか?
化けて出るのも、人。恋をするのも、人……
よく「書店をやってギャラリーもやって、あなたはやりたいことが一杯あるのですね」と言われますが、実は、なぜかこんなことになってしまっただけで、私は「本さ……
【Living on Reading 読み暮らす人のための本の話】
今ひとたびの武田百合子
いつも、何度でも繰り返し味わう出来事、言葉、夢……
「私、その方の著書は、すべて読んでます。もっと言うと、その方について誰かが何かを書いているものも、ほぼ、すべて読んでます」と小鼻をふくらませて言ってし……
【Living on Reading 読みくらす人のための本の話】
今、私たちが寝起きしているのはどんな世界?
──アフリカ発の文学と仏メディアを通して見えること
書店の準備をしていた時、当然ながら店名をどうするか随分考えた。結局「ブックスアンドモダン」(=本と現代/の思想)という中味のままの名前になったが、実は……
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『植田正治作品集』は「図版目録」が面白い!
名作を生んだ時代、フィルムとメディアとプリントと……
■作品集とカレンダーのセットご予約:to Shopping Page 昨年末、『植田正治作品集』(河出書房新社)が刊行されました。開いてみて思ったのは……