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Where is the Nowhere ---Reading the poetry, diary and movie
ジョナス・メカス特集 故郷はどこに──詩、日記、映画を読む

6月2日(火)再開 - 最終日13日(土)

☁6月2日(火)より営業を再開致します。
☁入店の際はマスク着用と、入り口に用意してありますアルコールでの手指の消毒をお願い致します。
☁映画鑑賞の際の席数は3席とさせていただきます。

【お詫び】
映画「メカス1991年夏 ニューヨーク・帯広・山形・新宿・リトアニア」&木下哲夫氏トークイベントは、諸事情を受けまして中止致します。

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all images from “Out Takes from the Life of Happy Man” ⓒ Jonas Mekas

ジョナス・メカス特集では「故郷はどこに ──詩、日記、映画を読む」と副題し、4月よりメカスおよびリトアニア、バルト三国関連本をご紹介しつつ、映画「Outtakes from the Life of a Happy Man(幸せな人生からの拾遺集)」の上映を予定しておりました。
およそ2カ月の中断を経まして、6月2日(火)より再開致します。

本や映画に投影されたメカスの人生を通して、つねに戦争や紛争とともにある現代社会と、厳しい時代を生きる私たちの灯火となる芸術について思いを巡らせる機会となりますよう。

ブックスペースおよびWeb Shopではメカス関連本を取り揃えております。
本をいずれか1冊ご購入いただきますと、映画は無料でご覧になれます。

■カレンダー
☁映画鑑賞の際の席数は3席とさせていただきます。
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■上映日時
[紫色]「Outtakes from the Life of a Happy Man(幸せな人生からの拾遺集)」
(2012年 68分)
●1回目14:00−15:10  ●2回目15:30−16:40 ●3回目17:00−18:10(最終日のみ)

[水色]休業日

■参加チケット:特集関連書籍いずれか1冊ご購入の領収書がチケットになります。
会期中何度でもご覧になれます。

【特集関連書籍】
Web Shopよりご購入ください。
■『フローズン・フィルム・フレームズ 静止した映画』(1997年 河出書房新社 税別2,000円)
■『ジョナス・メカス詩集』(2019年 書肆山田 税別3,300円)
■『どこにもないところからの手紙』(2005年 書肆山田 税別2,500円)
■『ジョナス・メカス ノート、対話、映画』(2012年 せりか書房 税別4,700円)
■『メカスの難民日記』(2011年 みすず書房 税別4,800円)
■『ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ』
■ 版画掌誌『ときの忘れもの 第5号 ジョナス・メカス/日和崎尊夫』(税別120,000円)

【展示・販売作品】
ジョナス・メカス作品(版画掌誌『ときの忘れもの 第5号』より)
■16㎜フィルムを使用したプリント作品(フローズン・フィルム・フレームズ)
「ジプシーの予言」
「リキテンスタインのモデル」
■シルクスクリーン作品
「わが街ニューヨークに捧げるラブレター」

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all images from “Out Takes from the Life of Happy Man” ⓒ Jonas Mekas

【解説】
ジョナス・メカス(1922−2019)は、リトアニア生まれの詩人、映画作家です。独立系、前衛、実験映画の保存、上映を目的とするアンソロジー・フィルム・アーカイヴズ(Anthology Film Archive, New York, 1969−)の設立メンバーであり、フルクサス(※)などアートムーブメントを通して米国の現代アートを牽引したメカスですが、二十歳代の大半は、ヨーロッパの小国の歴史を映す、戦争と政治の暴虐によって行き場を失った多くの人々の人生そのものでした。
メカスは、祖国リトアニアがナチスドイツの占領下にあった第二次大戦末期、ナチス政権の迫害から逃れるためにウィーンを目指しますが叶わず、ドイツ国内の強制収容所に収監されました。そして1945年5月の第二次大戦の終結、ドイツの敗北後、ソ連邦に組み込まれたリトアニアへの帰国を断念し、難民収容所を転々とした後、1949年10月29日、ニューヨークにたどり着きます。

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all images from “Out Takes from the Life of Happy Man” ⓒ Jonas Mekas

強制労働、難民収容所、渡米、ニューヨークでの苦しい生活、出会い、1950年にボレックス16㎜のカメラを入手してからの歳月日々……メカスは、詩人の矜持をもって克明にノートに書き記していました。
たとえば、『メカス難民日記』には「今日は雪が降っている。とても美しく白一色だ! 雪のない冬など私には考えられない」(1948年1月12日 ドイツ・ヴィースバーデン)、「誰も雪の話をしなかった。雪は降らなかった」(1949年12月26日 ニューヨーク)など、雪についての記述がいくつもあります。

雪への愛しみは16㎜カメラで撮影した映像にもしばしば現れます。雪に輝く歩道、白く覆われた公園、雪の中を歩く子どもたち……。
日記のように撮影し続けたフィルムやビデオには、室内でくつろぐネコ、友人と囲む食卓、家族の横顔、空に浮かぶ雲……メカスの幸せのかけらの数々が、そうすれば消えないものになるかのように記録されています。劇映画とは違ってストーリーのないメカス作品に人々が惹きつけられるのは、激動の中にあっても、そっと、じっと生きる強さと、不意に舞い降りる輝きを捉まえる力を感じるからかもしれません。

書籍『ジョナス・メカス詩集』、『メカスの難民日記』の中のメカス自身による平易な言葉と、作家の背景──リトアニアの自然、農村、戦争、家族、友人、信仰、喜怒哀楽──に触れると、メカス映画の味わいが一段と深まります。
ぜひ、本を読んで、映画をご覧ください。(W.H.)

(※)フルクサス Fluxus:1960年代にリトアニア系アメリカ人の建築家、美術家のジョージ・マチューナスが主導した芸術運動。アーティストのスタジオやギャラリーが立ち並ぶ街区ソーホーはこの運動によって誕生した。

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all images from “Out Takes from the Life of Happy Man” ⓒ Jonas Mekas

 

 

 

 

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