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Brilliance of Monochrome/ Jeanloup Sieff作品展
モノクロームの光

2014年12月5日(金)−12月25日(木)

Jeanloup Sieff

© The Estate of Jeanloup Sieff / G.I.P.Tokyo


美しいものを見ていると、幸せな気分になる。ここで言う美しいものとは、青空がどこまでも澄んでいるとか、凪いだ海に夕日が輝いているというような大きな美しさではなく、人の持つ、人が作る美しさだ。
額から頬にかかる髪、その向こうからこちらを見つめる長いまつげに縁取られた瞳、あるいは完璧なフォルムのマント、リートフェルトのイスに姿勢を正して座るネコ……。ひとつのフレームに閉じ込められ、完全に調和した小さな世界の美を見ていると、人生に悪いことなど起きない──そういう気持ちになる。
すべて、とは言わないまでもジャンルー・シーフの作品の多くは、そのセクシーであったり、ゴージャスであったりするテーマから逸れることなく、そうした朗らかな光を放っている。
本展ではシーフの作品13点に加えてシーフの妻で写真家のバルバラ・リックスの作品1点を紹介します。
本展の企画開催はシーフと日本の橋渡し役でありフォトアートの理解者、エージェントのG.I.P.Tokyo、同社の倉持博氏の力添えと助言なくしては実現しませんでした。倉持氏と、この出会いに感謝致します。(H.W.)

月曜・火曜休廊 23日(火/祝)開廊
オープニングパーティー:12月5日(金)17:00−

ジャンルー・シーフ(Jeanloup Sieff)プロフィール
1933年パリ生まれ。1955年、フランス「エル」誌の写真家としてデビュー。若くして頭角を現し1959年にニエプス賞受賞。一時はマグナム写真家集団に所属し、ルポタージュを得意としていたが、1960年代以降は「ハーパース・バザー」「ヴォーグ」「エスクァイア」などの世界的なファッション誌を舞台にパリとニューヨークを往復しながら活躍した。70~80年代はヌードなどパーソナルな作品や広告、ポートレイトなどにジャンルを広げ、多くの名作を残している。生涯に美しいモノクロ写真芸術に徹し独自の世界を確立した。フランス国家名誉顕彰シュバリエ賞、パリ市芸術家顕彰受賞。2000年9月、癌のため現役で活動中に急逝。

http://www.jeanloupsieff-gip.com/gip.htm

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【会場】 SUNDAY(世田谷・三宿)内スペース「露路 Roji」 住所:東京都世田谷区池尻2−7−12 B1F 地下鉄田園都市線 池尻大橋駅、または

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